プロフィール

キューアンドエー株式会社
代表取締役社長 金川 裕一
キューアンドエー株式会社 代表取締役 金川 裕一
早稲田大学卒。1982年(株)横河電機製作所(現:横河電機)入社。オフィス機器営業部に配属。また新事業企画室で約20社の新会社設立に関わる。一方、労働組合で書記長なども歴任。

営業企画室を経て、1996年、企業内ベンチャー制度にて、横河マルチメディア(株)設立、代表取締役社長に就任。現在事業統合、商号変更を経た、キューアンドエー株式会社の代表取締役社長を務める。
企業発ベンチャー協議会理事。

過去のコラム
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企業内ベンチャー徒然コラム
金川裕一が綴る、自身の経験を基にした企業内ベンチャーに関するコラム

企業理念の大切さ

2009年5月 1日
企業にとって大事なもの

12年前起業したときには、企業として何をすべきか、何を準備すべきかなどの指導は、親会社からほとんど受けたことがありませんでした。自ら考え、自ら実践して、役員会承認後のわずか約2ヶ月で会社を立ち上げました。

当初は、事業を進めることだけに一所懸命で、企業にとって本当に大事なものを決めることの必要性を、理解していませんでした。

経営コンサルタントの問い

あるとき、親会社を早期退職し、経営コンサルタントの資格を取られた方から
「あなたの会社はなぜ社会に存在しているのですか?」
「社会に必要とされることをしているのですか?」
と問われました。

恥ずかしながら私の答えは稚拙なものでしたし、そこまで掘り下げて企業というものを考えていませんでした。

企業理念の策定

その後、経営陣はその方の指導の下で、企業理念や経営ポリシーの策定を進めていきました。
「私たちはどんなことを大事にして、こだわり、それを貫き通すなかでどう社会に貢献していくか」
が議論の中で次々と明確になっていきました。

そして得られた結論として
「当社はサービス業であり、サービス業においては品質が一番の差別化になり、品質は『お客さまの期待を超えること=感動』を生み、それをお客さまと共有していくことによってお客さまとの継続的な関係を築き、お客さまの生活がより豊かになること」
が当社のミッションとなったのです。

企業理念の生んだもの

正直初めは、企業理念を策定して何が変わるのか、何がよくなるのかは疑心暗鬼でした。

しかし、企業理念を策定し、それを浸透させる活動を繰り返すことで、自分たちのおこなうべきことが明確になり、企業活動上迷ったり悩んだりした時にも、そこに立ち戻り判断基準にすることができました。

そうすることで、社内の人間や関係者へ発信するメッセージ、あるいは経営方針にブレがなくなり、常に同じことを進めるようになっていきました。

今でも私は、社内外においてメッセージを発信する際に必ずこの企業理念に触れ、関係者に意識してもらうようにしています。

ベンチャー企業はとかくビジネスモデル重視の感が多く、ともすれば企業理念の策定とそれをベースにした経営は、見落としがちになっているのではないでしょうか?

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