キューアンドエー株式会社
代表取締役社長 金川 裕一

早稲田大学卒。1982年(株)横河電機製作所(現:横河電機)入社。オフィス機器営業部に配属。また新事業企画室で約20社の新会社設立に関わる。一方、労働組合で書記長なども歴任。
営業企画室を経て、1996年、企業内ベンチャー制度にて、横河マルチメディア(株)設立、代表取締役社長に就任。現在事業統合、商号変更を経た、キューアンドエー株式会社の代表取締役社長を務める。
企業発ベンチャー協議会理事。
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起業して改めて感じたのですが、事業が成功するか否かは誰にも分りません。
世の中には分ったようなことを言う人がいますが、それならば、いっそご自身で起業してみてはいかがかと思われます。しかし、そう言う人に限って自分では何もしないことが、多く見うけられます。
私が起業した当初を振り返ると、私は新事業プロジェクトの一員に過ぎませんでした。しかし、プロジェクトのメンバーはいつの間にか一人去り、また一人去り、結局残ったのは私ともう一人になってしまいました。
プロジェクトの提案段階では
「こうすれば3年後には単年度黒字、5年目で累損解消です」
と提案しますが、(せざるを得ない状況でもあります)その確証は殆どと言っていいほどありません。
設立当初、私の事業が成功すると思った人は誰もいなかったと思います。もちろん、私自身も確たる自信はありませんでした。
事業の成功の確率は1割にも満たないと言われますが、どうすれば成功するのかと問われると、常に仮説と検証を繰り返していくことが重要だと答えるしかありません。
「ああでもない、こうでもない」と会議室で議論をしている時間があれば、まず、行動してみることに時間を割いたほうが、明らかに何かが前進します。
私が、当初失敗した時の反省として、あまりにも多くの事業を、同時並行して思いつきのまま進めてしまったことがありましたが、一つ一つの事業を検証しつつ進めていくことが、成功に繋がることを理解していれば、もう少し損失を抑えられたと思います。
今ではその時の経験から、明らかにこれは難しいと思えるものはストップしますが、成功するか分らない場合は、まず行動することにしています。
事業成功のポイントとしては、この仮説と検証のスピードを上げることだと思います。ダラダラと進めるのではなく、ある期間集中して進め、修正し、結論を早く出します。この仮説と検証の繰り返しを、腰を据えて見守ってくれる企業が多くないと感じています。
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