キューアンドエー株式会社
代表取締役社長 金川 裕一

早稲田大学卒。1982年(株)横河電機製作所(現:横河電機)入社。オフィス機器営業部に配属。また新事業企画室で約20社の新会社設立に関わる。一方、労働組合で書記長なども歴任。
営業企画室を経て、1996年、企業内ベンチャー制度にて、横河マルチメディア(株)設立、代表取締役社長に就任。現在事業統合、商号変更を経た、キューアンドエー株式会社の代表取締役社長を務める。
企業発ベンチャー協議会理事。
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1996年11月、横河電機から3億円の資本金を預かり会社をスタートしましたが、当初、業務システムに投資を惜しんだことを今でも悔いています。
事業としては、パソコン関連商品販売の店舗業務と、横河電機向けのパソコンの仕入れ販売業務から始めたのですが、間接業務に関してはある程度手作業でできるところまでやっていこうと決めました。市販のパッケージを購入して、そのサブシステムとしてPOSなどを活用し、初期投資コストを最小限で抑えようとしたのです。
ところが実際に業務を開始すると、予想以上の業務量が発生して毎晩のようにスタッフ全員が午前様、という状態でした。土日に出勤しても追いつきません。
特別なオーダーが沢山入り、売上が拡大していくのであればまだしも、細々としたオーダーや処理が多く、手間がかかった事が原因でした。発生するであろう、業務の見積もりができていない中でスタートしてしまったツケは大きかったのです。
その後、サービスサポートに事業を特化する際は、できる限りシステム投資を先行させて、人手に頼らない仕組みを作り上げました。また現在の最大の課題として、利益を直接生まない間接業務をいかに効率的に進めるかを掲げています。
人は毎年給与が増えるので、会社としての負担は増していきます。一方、適切なシステム投資は、初期費用は大きいですが、毎年償却していくため負担は減っていきます。もちろん、システムを使う人の習熟度が増せば、更に効果は上がります。
もう一度会社を興すチャンスがあれば、スタート時に自分の業務モデルをしっかり見積もり、必要なシステム投資をおこない、人に負担のかからないようスムーズに立ち上げたいものですね。
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