キューアンドエー株式会社
代表取締役社長 金川 裕一

早稲田大学卒。1982年(株)横河電機製作所(現:横河電機)入社。オフィス機器営業部に配属。また新事業企画室で約20社の新会社設立に関わる。一方、労働組合で書記長なども歴任。
営業企画室を経て、1996年、企業内ベンチャー制度にて、横河マルチメディア(株)設立、代表取締役社長に就任。現在事業統合、商号変更を経た、キューアンドエー株式会社の代表取締役社長を務める。
企業発ベンチャー協議会理事。
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経営者として必要な能力に、「敏感」と「鈍感」の使い分けがあります。
現場でおこなわれている日々の業務に、経営者が精通し敏感に反応すると、現場はやり辛くなりますし、なにより育ちません。「敏感」が組織の形成を妨げるため、企業体として大きく成長できなくなってしまうのです。
つまるところ経営においては、「よきに計らえ」という、一見何事にも「鈍感」のように見えて、鷹揚な振る舞いも必要な時があるのです。
とかく経営者は実務においても優秀です。一を聞けば十わかってしまう能力を持っている場合は多いと言えます。
従って現場の社員の悩みごとに対して、まずは悩みを聞いて欲しいというレベルであるのに対して、即時解決策を提示してしまったり、話の途中で聴かなくなったりしてしまうのです。
切れ味鋭い人物ほど、大きな組織の経営者になれないケースが多々あります。
一方で、経営者にとって必要な敏感力は、時流を読み取ることと迅速な決断だと思います。
現場は今現在のことは良く見えていますが、先のことはなかなか見えていません。しかし会社の経営者は、将来を予測しそれに対して先手を打っていかなければなりません。
また、日々の活動の中で新たな営業の提案モデルや、業務改善の必要性が現場で生まれたときに、決断を素早く行い、検証させることが必要になります。
ここで決断が鈍ったり時間をかけてしまうと、絶好の機会を失ってしまいます。
勝負どころを読み、そこで的確な決断をし指示を出す。そこまでは、極端に言えば何もせずに世の中の流れをじっくり読んでいる経営者が、永続的な組織を作り上げる人なのかもしれません。
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