キューアンドエー株式会社
代表取締役社長 金川 裕一

早稲田大学卒。1982年(株)横河電機製作所(現:横河電機)入社。オフィス機器営業部に配属。また新事業企画室で約20社の新会社設立に関わる。一方、労働組合で書記長なども歴任。
営業企画室を経て、1996年、企業内ベンチャー制度にて、横河マルチメディア(株)設立、代表取締役社長に就任。現在事業統合、商号変更を経た、キューアンドエー株式会社の代表取締役社長を務める。
企業発ベンチャー協議会理事。
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ITの進化が、企業内でのシゴトの進め方を変化させました。
パソコンの前に座って手を動かし画面を見ていると、みんなシゴトをしているように見えます。 しかし、本当にそうでしょうか?
私は、シゴトの時間とプライベートの時間の境い目が、ITによって不明瞭になってきたと感じています。
パソコンやインターネットがあると、いつでもどこでもシゴトができます。
これは一昔前からくらべると画期的なことですが、一方で会社にいる時にプライベートな行為が簡単にできてしまうのです。
そういう意味では、会社にいる時間は本当に何をすべきなのかを改めて考えさせられます。
私は会社という場では、もっと人と人とが膝を付け合せて、議論や問題の検討などに時間を割くべきと思います。
ITを使えば仕事は一人でできますが、それはあくまでも一人で考え、できる範囲であって正しい判断や選択であるかは別物です。
また、多様な意見やアイデアを面と向かって話し合うことにより、それを参考にしながらまた新しい発想が生まれます。
コンセンサスをとっていく作業も大事です。
なぜ、そのようなことを決定したのか、そのように変えたのかなどはメールの文書を読めば一見わかりますが、微妙なニュアンスは表現しづらいですし、伝わりません。
疑問に思ったそのときに会社のメンバーの前で質問し、その場で理解を深めていくことは非常に有益です。
「会議は短く、決められた時間の中でおこなう」
もっと極端に言えば
「会議は不要」
などと言われ、最近では書籍でもそのような記載を見かけます。
しかし、会社でシゴトを進める上で、本当に会議は不要なもの、または時間を決めておこなうべきものなのでしょうか?
人と人とが一番理解し会える場、次に向かって調整できる場などなどが「会社」なのではないでしょうか?
「会社」は読んで字のごとく「社で会う」です。会社という場で会い、話し合うことが会社における本当のシゴトだと思います。
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