プロフィール

キューアンドエー株式会社
代表取締役社長 金川 裕一
キューアンドエー株式会社 代表取締役 金川 裕一
早稲田大学卒。1982年(株)横河電機製作所(現:横河電機)入社。オフィス機器営業部に配属。また新事業企画室で約20社の新会社設立に関わる。一方、労働組合で書記長なども歴任。

営業企画室を経て、1996年、企業内ベンチャー制度にて、横河マルチメディア(株)設立、代表取締役社長に就任。現在事業統合、商号変更を経た、キューアンドエー株式会社の代表取締役社長を務める。
企業発ベンチャー協議会理事。

過去のコラム
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企業内ベンチャー徒然コラム
金川裕一が綴る、自身の経験を基にした企業内ベンチャーに関するコラム

多様性を重んじる風土

2010年05月07日
集中討議で感じたこと

先日、当社の役員で集中討議を2日間に渡っておこないました。突然の雪には驚きましたが、朝から晩まで会議室は活気溢れ、外の寒さは感じませんでした。

私は今年で会社設立して14年目を迎えるのですが、改めて大きく成長してこれたと感じると同時に、いろいろな考えを持っていろいろな経験をしてきた多種多様なメンバーが、一つの会社のなかで自由に意見をぶつけ合い、合意形成が取れる風土が出来つつあることを実感しました。

よくある経営会議の風景

これまでに私は、様々な企業の役員会や経営会議に出席させてもらったことがありますが、参加している多くの役員は、周りの様子を伺いあまり自分の意見を言わず、相槌を打つに止まっています。また、意見を述べるにしても、現場に根ざしたり、現場を理解したものではなく、そこらの雑誌や新聞などに書いてある評論家のコメントのような内容が発せられることをよく見かけました。そして最後は社長が「こうしろ!」というと、皆うなずき終わるという感じです。

これでは、何のために人件費の高いメンバーが貴重な時間を割いて集まっているのかわかりません。意見やアイデアは違っていることに価値があるのであって、皆が同じこと言っていては面白くもなんともありません。

大学バレーボール部での改革

昔のことですが、私が所属していた大学のバレーボール部では、発言するのは最上級生だけでした。それが伝統のようなものでしたが、私がキャプテンになった時に、全員が集まるミーティングの場で必ず下級生にもその日の試合や練習の内容について意見を言わせるようにしました。

初めは慣れていないので戸惑っていた下級生たちも徐々に慣れてきて、自分の意見を皆の前でしっかり言えるようになりました。すると、その意見は実に新鮮で私とは全く違う視点のものがたくさん挙がってきたのです。もちろん、体育会ですから礼節をわきまえながら話すのですが、このような機会をつくることによってチームの一体感を醸成することが出来てきたのです。

正しいことは正しい

大学のクラブも企業も同様に、正しいことを正しいと言えて、おかしなことをおかしいと言える、また、様々な意見を言える風土が重要だと思います。

立場や役職、年齢、性別などは関係ありません。組織の事を真剣に思う気持ちが、なによりも大切なのです。

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