愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授

1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。
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今年に入って一ヵ月半、私は日本各地で転戦していますが、各地で多くの企業経営者から、
「経営が厳しい。」
とのお話を伺います。
特に、本当に、
「仕事が欲しい。」
そうで、技術や設備、人材などを持て余しており、何としても売り先が欲しいと仰るところが多くなっています。
またそうした中、結局は倒産してしまうといったケースが増えつつあることも気に掛かります。
こうした中、最近の経済危機の中で、他には何も悪材料が無いにも拘わらず、売り先が見つからず、固定費を賄えるだけの売上が立たずに赤字が続き、資金繰りが回らなくなり、経営危機に陥っている方から、
「もしもあなたがこの経済危機の余波を受けて倒産可能性の高まったわが社の経営者なら、何としても企業を守りますか?或いは倒産させますか?」
と質問されました。
本当に難しい質問です。
その回答としては、いくつかのオプションがありましょうが、例えば、
といったことなどが、その対応のオプションの中で考えられましょう。
そこで、もしも私が経済危機の余波を受けて倒産可能性の高まった企業の経営者なら?
私としては、もしも創業者であれば、より一層、こうした判断は難しいかもしれませんが、
「わが社のDNAを残すことが大切であり、従って、そのDNAを実際に持つ従業員を守りながら、従業員たちの生活を何とか確保していきたい。」
と考えるものと思います。
従って、倒産させるというオプションが無いことは当然として、その再建策としては、(3)を選択、自らに代わるよきスポンサー・経営者を早期に探すという手段を採択するものと思います。
いずれにしても、本当に厳しい時代であります。
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