プロフィール

愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授
愛知淑徳大学ビジネス学部 真田幸光 教授
1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。

過去のコラム
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真田幸光教授の「世相を斬る!」
現代の辻説法師、愛知淑徳大学ビジネス学部教授の切れ味鋭いコラム

信用と知恵によってビジネスを拡大する!!

2009年3月24日
ビジネスは「信用」から

私は、ビジネスはすべからく、
「信用」
から始まると考えており、だからこそ、例えば、その信用力が自分自身だけでは不足しているのであれば、これを誰かに上手に補完してもらいながら、特にここでは極力経費を掛けずに補完してもらいながら、ビジネス展開を拡大していくことも必要であると思っています。

また、のれん≒のれん代(のれんだい)は、企業の無形資産の一種であり、具体的にはのれんとして連結貸借対照表もしくは貸借対照表にそれぞれ計上され、会社法適用以前には、連結決算では連結調整勘定として、単体決算では「営業権」として表示され計上されていたと認識していますが、これをもっと端的に表現すれば、
「長年積み重ねて来た一種の信用力」
と定義しており、ビジネスを展開していくためには、とても大切な要素になっていると思います。

「信用」を上手につかい積極的に仕事を作る

さて、現状の経済状況を見ていると、
「ただただ景気回復を待ち、お客様からお仕事が来るのを待っている。」
だけでは、すぐに売り上げの回復には繋がらず、自ら、積極的に仕事を作っていくことが大切であると思います。

そうした意味でも、積極的に仕事を作るためにも、誰かに信用補完をしてもらうこと、今までの信用力、のれんといったものを上手に使い、ビジネス拡大に努めることは今やもう、必要不可欠なことであると私は考えています。

この時代に必要なビジネス姿勢

そして更に、大切なことは、
「他者と利益を共に享受するWin-Win-Winの関係を構築し、皆が喜ぶ形でビジネスを拡大していくこと。」
がこの時代には必要なビジネス姿勢であり、
「ゼロサムで誰かが儲ければ、誰かが損する。」
ようなビジネス・スタイルではないビジネスの展開することも、とても大切であると思います。

ある京都の経営者は

こうした中、例えば、ある京都の経営者の方は、地元商店街の商品を内外にたくさん販売していくために、宅急便業者の方と上手に利益を享受しているそうであります。

即ち、宅急便の一つの荷物に対する平均配達回数は3回であり、その配達コストは馬鹿にならない、そこで、この地元の商店街は、お客様に対して、
「時刻指定の配達を促す。」
これによって、配達回数が減少すれば、宅急便業者もコストがセーブされる、よって、宅急便の配達料を大幅に値下げできる、配達料が値下げされれば、商店街の顧客も輸送料金低減のメリットが享受できる、これがまた呼び水となり、商店街の売り上げも伸びるといったシステムを、ちょっとした心遣い、アイデアの中から生み出して、顧客も宅急便業者も商店街も皆、メリットを享受できるようにし、この厳しい時代にあっても売り上げを拡大しているそうであります。

ある名古屋の小売店は

また、私が知るある名古屋のある小さなスーパーでは、商品を大量発注して仕入れコストを下げ、そのまま箱積みで商品を販売、また従業員に職を失いつつある日系ブラジル人などを採用するなど、徹底したコストの削減を図り、消費者に安い商品を提供して売り上げを伸ばしています。

信用と知恵を使ってビジネスを拡大する

厳しい現在の経済情勢下、景気回復を待っていたり、「お上」を期待していても、仕事はなかなか来るとは思えません。

だからこそ、信用と知恵をフルに使って、自らの手で、仕事を獲得、拡大をしていく努力が必要なのではないでしょうか?また、そうした努力があるからこそ、成功したときの喜びは大きく、やりがいといったものも感じられると思います。

私たち一人一人がこうした姿勢で頑張ろうではありませんか!!

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