愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授

1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。
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日本各地を歩いておりますと、マクロでは、
「景気は底を打ち、ひと段落した。」
との見方、声を聞いていますが、中小企業の経営者の方々のお話を聞くと、まだまだ先行きに対する不安は大きいように感じます。
そして、私の単なるヒヤリングによる定性分析のみならず、定量分析を重ねられている信金中金月報などを拝見、参考にさせて戴いていても、
といった報告がなされており、中小企業の経営が厳しい状況にあることがデータに基づいたコメントの中でも示されています。
こうした厳しい状況下、各地では、自治体、研究機関・大学、金融機関、各分野の専門家・コンサルタント、中立組織が連携を図り、悩みを持つ中小企業に対して、
などが行われ、少しでも多くの中小企業が、この厳しい時代に、むしろ発展できる基盤を作れるような取り組みがなされていることを私は大いに注目しています。
そして、こうした取り組みは製造業分野に留まらず、第一次産業分野にも拡大しているものと感じています。
例えば、先日、訪問をした福島県・南会津町でも、町長様の陣頭指揮の下、高い志を持ち、気合の入った職員の方々が如何にして比較競争優位を作りながら、町の発展を導くかを真剣に検討され、農業と豊かな自然を軸に、「人間力」の強い町づくりを目指されており、将来はここが、
「日本の農業人材育成のメッカ」
となるのではないかといったことを感じて帰って参りました。
製造業に限らず、第一次産業を含めた日本のものづくりを、少人数でもきらりと光る中小企業規模のプレーヤーたちが中核となって発展、推進していく、またそれを周辺プレーヤーが支えていく、こうした体制を確立していくことが日本の更なる発展の基礎になると私は感じています。
皆様方は如何、ご覧になられますか?
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