愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授

1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。
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仕事柄、日本国内各所を歩き、様々な方々とお会いして、お話をしておりますと、それらの方々の心の中に、この度の「民主党新政権」に対する期待と不安が交錯しているように感じます。
新しいものを受け入れた、或いは選んだ期待と不安はどんなもの、どんなとき、どんなところにもありますが、
「政治の世界」
という私たちの世界に強い関係のある世界での「新しいもの」でありますから、私たち庶民の関心が低いはずはありません。
そしてまた、我が国には127百万人もの人が住み、更に今や、多様性のある「価値観」の中で生きる庶民が多いのですから、
「色々な政策」
が国民皆・全ての賛同を受けることなどあり得ないと思ったほうがよいのでありましょう。
(本題から脱線をすれば、ここら辺のところに、いわゆるタブロイド紙が活躍?=庶民を混乱=させる余地も出てくるのでありましょうがーーー)
例えば、高速道路料金の週末1,000円化政策、石和や伊香保といった近い温泉地では、温泉客・観光客が、
「近くて高速料金があまり高くない、石和や伊香保ではなく、1,000円になったメリット?がもっと稼げる遠い温泉地へ行こう!!」
とばかりに、観光客数が減少しているそうです。
また、注目の亀井大臣の「平成の変形徳政令」に対してもご存知の通り、賛否両論であり、国内には様々な見方や意見があります。
こうした意見が自由に出せるのであるから、日本は民主、自由を標榜する国とも言えましょうが、その反面、政治に関わる人々は大変ですよね。
そしてだからこそ、私は思うのです。現行・日本の政治家の立場からすれば、
1.政策執行に対する結果は、100点満点となること諦める。色々な批判が出ることは覚悟すべきである。
2.倫理観に外れたものは、大多数にメリットがあったとしても、これを断固として実施しないという勇気を持つ。
3.その上で、より多くの人々にメリットが行き渡る政策を考える。
4.そして、できる限り、少数派をも満足させる政策作りと遂行を心掛ける。
といったことが最低限、必要な姿勢であり、また政治家は、だからこそ、
「慎重に考えた上で、大胆に行動する。」
ことが必要、そして、最後に申し上げたいことは、
「その自らが判断したことに対しては、必ず、責任を取る。
場合によっては、命を賭けよ!!」
ということであります。
それが出来ない者は「政治家になるべきではない。」と私は思います。
だから、私は絶対に政治家にはなれません。
しかし、今の政治家には、そこまでの覚悟を以って、国家と国民のために仕事をなさっていますか?とも問いたいと思います。
その上で、よき日本、よき世界となることを祈念しています。
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