愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授

1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。
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私の中学・高校時代の大親友で、現在、カナダ・トロントに住む(多分、永住するつもりで、カナダで仕事をされている)友人から、以下のようなメールがありました。
私が送っている資料の、東アジア存在感拡大に関するコメントを見ての返事であります。
「いつも送っていただきありがとうございます。
参考にさせていただいております。
“世界経済に於ける東アジアのウェイトは高まる”
まさにそうですね。
カナダの首相ハーパーは、今月APECのあとインドへ。
さらに、12月には、初めて中国を訪問、その後韓国へ行く予定です。
日本は素通りです。
韓国とのFTAや、中国とのエネルギー取引等目は、完全に中国、インド等に向いています。
当地にいる日本人としては、ちょっと寂しい感があります。」
とのコメントです。
また、先日は日本政府系の方々から、日本の海外大型開発案件に於ける日本企業勢の案件獲得が少なくなり、韓国勢に勝てないといったお話の中で議論も致しましたが、
「日本の存在感の低下は、単なる感傷的なものに留まらず、実体ビジネス、実体経済にも反映されてきている。」
と私は強く感じています。
こうした状況だからこそ、私は、
「日本は量のみを求めず、むしろ、質を重視し、世界に必要なものとサービスを安定供給できる付加価値の高い国家となるべきである。
決して目立たず、しかし、山椒は小粒でもぴりりと辛い国家、少量(可能であればもちろん大量)多品種、高品質、高価格の商品、サービス提供を目指す、マニュアル化できない技術やノウハウを持つ国家で、世界からあの日本がなくなると困るという国家になる。
その為には、付加価値の高い人間が多く存在する、つまり、一騎当千の人間が存在する国家となる、そしてそうした人材を育成するために、教育システムも抜本的に改革する。」
ことが必要であると考えています。
感傷的に日本の存在感低下を憂えていても始まりません。
カナダの大親友のように、海外に立ち位置を持ち、
「ここに日本あり!!」
とよい意味での日本の存在を訴えてくれている仲間たちとともに、私も頑張りたいと思います。
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