プロフィール

愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授
愛知淑徳大学ビジネス学部 真田幸光 教授
1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。

過去のコラム
その他のコンテンツ

 

真田幸光教授の「世相を斬る!」
現代の辻説法師、愛知淑徳大学ビジネス学部教授の切れ味鋭いコラム

あるタクシー運転手の矜持

2009年12月09日
一つの傾向

私は他の多くの経済分析家の人がそうであるように、タクシーに乗ると景気はどうかと各地でヒヤリングしています。

もちろん、それが全てとは全く思っていませんが、

「一つの傾向」

は分かるので参考にしています。

名古屋の運転手さんの話

先日も勤務地のある名古屋で、同様に景気についての質問をしたところ、その運転手さん、

「お客さん、景気はよいに越したことはないです。
でも、景気の良し悪しなんてことはお客さんの方がよくご存知でしょう。

私はね、でも、思うんですよ。
景気の良し悪しを問うより、景気を自ら改善していく、いや、一人一人がとにかく頑張って生きていくしかないと。」

と答えます。

その通りです、私もそう思います。

得意なことを生かす

そして、この運転手さん、更に続けます。

「私は無学の男です。

でも、自分に出来ること、自分がやり遂げられることとして、大型機械などの運転免許をいくつも取りました。
中部国際空港の建設の際には、その建設現場でも頑張りました。
そうして稼いだお金で、上の子は、どうしてもなりたいと言う医者になりました。
下の子は自分が好きだという板前になりました。
二人とも、私同様、自分が出来ることを見据えて頑張っている。

この子達が私の宝です。

私は、皆が自分のできること、自分が得意なことを生かして、精一杯に生きていけばよいと考えています。

そして、その結果、社会は安定的に推移していくと思うんです。」

本当に仰るとおりですよね。

出来ることを見直す

私も、今一度、一から見直し、考えて、私が出来ることを地道に着実に実行していきたいと思います。

皆様方はどのようにお考えになられますか?

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