愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授

1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。
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先週は、「もしも」シリーズで、かなり大胆なことを書いてしまいました。
「お前がそうした立場になったら、本当にそんなことは出来るのか?」
とお叱りを戴くことを覚悟の上で、それでも、私の思う草の根の感覚を大切にしたいと思い、敢えて、ああした表現をさせて戴きました。
さて、そうした中、海外の大切な、そして尊敬する友人から、次のような内容のコメントを戴きました。
「先日、
『鳩山政権になって日本の政治は変わったのですか?』
と聞かれ、大恐慌時のルーズベルト大統領の100日、リーマン・ショック後のオバマ大統領誕生と直後の100日と比べて、はて、鳩山首相の100日は?と考えて、特に具体的な成果を説明できませんでした。
逆に、指導力の無さが露呈し、支持率が急減し始めたころでした。
一政党の幹事長が実質仕切っている国の首相とはなんなのでしょうか。
また、ご指摘のように、『国民のための政治』と言われますが、この場合の『国民』とは誰のことを思い浮かべているのか、直接首相に聞きたいくらいですね。
当地では、政権公約などで『国民のための政治』という言葉は聞きません。
日本の政策でも個々にはあると思いますが、当地ではより具体的に、『貧困層にある人』『失業にある人』『子供』『老齢者』『XXXに住む人たち』『○○に従事する人たち』『移民』『先住者』等々、非常に具体的に政策の受益者を挙げ、単に『国民のため』という大風呂敷は広げません。
ただ、こうして具体的に挙げることで、縛られてしまうということもありますので、どちらがよいのか自分にはわかりませんが。
いづれにしても、外地から見て日本の政治は、不思議です。
政権は変わっても、政治は変わらない。
これが今のところ、自分がみている日本の姿です。」
政治は難しく、私・真田ではとてもそんな大仕事は出来ません。
だからこそ、政治家にはそうした大仕事を託して、しっかりと仕事をして戴きたいと尊敬の念を持ち、期待をして選挙で投票するのですが、これまで、一度たりとも、誰一人として私の期待に答えて下さる政治家はいませんでした。
そんなことを思い始めると、
「私は本当にこのままこの国にて生きていてよいのか?」
とも考えてしまいます。
そして、もしも、国も社会も関係なく、また単に自らの幸せや暮らしやすさだけを考えて生きるのであれば、言葉と習慣さえ問題がなければ、海外で暮らしても良い、或いは日本の僻地で、政治や社会などとは全く関係なく、あまり税金も払わなくてもよい程度の生活水準でひっそりと暮らしてもよいと考えてしまいます。
先日は、国内にいらっしゃる別の識者の方から、
「日本は自然減により人口減少のみならず、自らの意思で、日本を離れ、海外で暮らす、そして海外で活躍する人が増え、社会減も見られている。」
と伺いましたが、このままでは、むしろ志と気合のある人々の方が、日本を離れていくのではないか?そんなことを感じる昨今の日本であります。
皆様方は如何、お考えになられますか?
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