愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授

1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。
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私は東北電力様のご縁を戴いて、昨年度、東北地方の福島と新潟各地を秋から冬、そしてこの3月までじっくりと回らせて戴き、またその間に東北電力様のお客様方と様々なお話をさせて戴き、新たなる素晴らしいご縁を頂戴しました。
そして、その最終回を去る3月30日、福島県の会津若松で行わせて戴きましたが、毎回毎回、東北電力様は地元の企業の皆様方の発展があってこそ、東北電力の存在する場があり、まただからこそ、皆様方のお役に立ちたいとされ、例えば、地元企業様同士のビジネスマッチングの機会を作られたり、地元自治体のサポートなどをされていらっしゃいます。
私は、今回もそうした地元企業の方々のお話を伺いつつ、私なりの見方やご意見を申し上げました。
そしてまた、地元自治体の方ともお話を致しました。
そんな中、今回はこうした会津地域の自治体の中で、いくつか面白いお話を伺いましたので、ちょっとだけご紹介させてください。
とても素晴らしい!!
この村は人口3,700人、村全体が農業の村、有名な魚沼産こしひかりと同等、或いはそれ以上のおコメを生産できる地域です。
それは、土壌がよく、水も綺麗で、空気も澄んでいる、日照時間も適度であり、先ずは米作りに適した自然環境という最低限の条件を満たしており、だからこそ、世界一美味しいとも言われる魚沼産コシヒカリをも凌ぐ、粘りとおコメの甘さが口いっぱいに広がるおコメが出来るのであります。
しかし、私はそれだけではないと感じました。
この村の方々が仰るのです。
「私たちの村は世界一のおコメ作りの村です。
その世界一のものを世界に知って戴くまで、私たちは一生懸命におコメを作り、それを皆さんに食べて戴き、喜んで戴きたい。
それを名実共に実現するまでは、村は絶対に他地域と合併をせず、今の米作り世界一を目指す体制を貫く!!」
と明言されていました。
私は、この湯川産コシヒカリが美味しいのは、こうした「丹精込めて」おコメを作り、それに自信と誇りを持ち、またそのおコメを食べてもらって、食べた人の美味しそうな、喜んだ顔を見るのが生き甲斐と仰る人々が作るからこそ、
「本当に美味しい!!」
と感じるのだと思いました。
そうした湯川村の人々の思いを「市場」という怪物に伝えていくのは大変難しいこともありましょうが、是非とも、頑張って戴きたいと感じました。
頂戴した地鶏の卵をかけた「卵かけご飯」、本当に最高のお味でした!!
(そういえば、この村、国宝もあるのだそうです。今度は拝見しに伺いたいと思います。)
こちらの町には高田・新鶴工業団地という工業団地があります。
私から見れば、決して大きな工業団地ではありません。
また、単純に他地域、他の工業団地と比較すると物流なども含めて決して突出する特徴はないかと推測します。
特に国際戦略を考えていく上ではどうかとも感じられます。
しかし、そうした中で、地震などの天然災害が少ない、治安がよい、良質な水環境がある、勤勉な人材が豊富である、豊かな自然環境にあるという点で大変素晴らしい地域であります。
そしてまた、
「うちの地域には美味しいお水があり、そのふんだんなお水を生かした企業誘致にも成功している。」
工業団地であります。
もちろん、企業誘致のための様々な優遇制度はありますが、私が見るところ、何よりも、
・まじめな人々
・水をはじめとする素晴らしい自然
が最大の魅力であり、またそうした魅力を支える町の人々の優しい心があり、ここに進出してくる企業の人々に来てよかったと思わせることと思います。
町役場の方々が、本来ならば少しでもたくさんの企業を誘致し、雇用機会の拡大と税収の増大に繋げたいと心の底では思っていらっしゃると思うのですが、そんなことをおくびにも出さず、来る人々のことを思って、工業団地の概要を説明される姿に私は、強く心を惹かれました。
ぶなの森、只見。
緑と水と心のふるさと、只見。
本当に素晴らしい。
美味しいお蕎麦や地産地消の食材で作られた食べ物をほおばりながら、美しい自然の中で温泉につかり、心も体もリセットしにいく、またぶなの森の秘境探検の旅もよいのではないかと思います。
皆様方も是非!!
今回の一連の訪問では、こうした町や村だけでなく、たくさんの素晴らしい地域、そして方々とご縁を戴きました。
ここでご紹介できないのがとても残念です。
でも、地域を代表する東北電力様と地域の皆様方の、自力再生による地域発展の動きは更に大きく育っていくものと確信致しました。
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