プロフィール

愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授
愛知淑徳大学ビジネス学部 真田幸光 教授
1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。

過去のコラム
その他のコンテンツ

 

真田幸光教授の「世相を斬る!」
現代の辻説法師、愛知淑徳大学ビジネス学部教授の切れ味鋭いコラム

もしも、私が世捨て人になったら

2010年07月07日
人間だけではなく…

先日もお話しましたが、最近は「もしもOOになったら」といった夢がなくなり、このシリーズもあまり書かなくなってきていると申し上げましたところ、ある先輩からは、

「人間がなるものだけでなく、他の色々なものになったら?」

といったお声も戴きました。

本当にもっと夢を持って生き、またそうしたものをこのコメントの中でも表現できたらと考えています。

私の心のうちの話

ところで、今日はそうした新アイデアに基づくものではなく、本当は皆様にお話しするようなことではない、私の心のうちの、つまらぬ「もしも」のお話をします。

お許しください。

私は、いつも、

「もしも私がOOであれば」

と考え、自分ではなく、私の相手、私の周囲の人々のことを考えて生きるようにしています。

いえ、決して、私が立派な人間だからそうするのではなく、正直に申し上げると、

「他人に対して私がOOをしてあげたので、皆さんが喜んでくれた。」

と思うため、言ってみれば、私が自己満足をするために、周りの人のことを考えているのであろうと私は私自身のことを自己分析しています。

だから、全く大したことがありません。

私の限界?

そして、そうした結果からでしょうか?最近、中小企業経営者向け中国展開対策の講演をした際、その聴講者のコメントの中で一つ、

「真田の話には学者としての限界がある。」

と厳しく批判されました。

私自身は、常に、

「私が中小企業経営者であればーーー」

とイメージし、体系化していく講演の中でも、極力、具体的なコメントをしてきたつもりであり、また銀行員的な視点からのリスクマネージメントも忘れず、更に、皆様に対しては、

「この講演の先の部分は各社の事情も異なるので、個別にお話をしましょう。
私自身も、そうしたヒヤリングの後、より、具体的な経営環境をイメージして、個別・具体的なアドバイスや意見を、お声をかけて戴ければ、その際に申し上げたいと思います。」

とお断りをしているにも拘わらず、

「学者としての限界を感じる。」

と指摘された訳です。

ここが私の限界なのか?と考えてしまいました。

まだまだ、精進しなければなりません!!

もしも、私が世捨て人になったら

人間が100%周囲の皆を満足させることは出来ないのかもしれない、或いは、自分を必要としてくれている人だけが満足してくださればいい、そういった考え方も出来るのでしょうが、どうしても、このお一人の厳しいコメントが私の頭から離れず、どうしてそうしたコメントをその方がお持ちになられたのか?本当に深く考え込んでしまいました。

一旦は、現世を捨てて、冷静に自分自身を再評価した方が、私が私自身のことをもっとよく分かるかもしれません。

「もしも、私が世捨て人になったら。」

うーん、巨像のように、素晴らしい象牙だけ、絶対には人には見えぬところでひっそりと残して隠れたいと思います。

注目の企業にインタビュー!