愛知淑徳大学
ビジネス学部・研究科
真田 幸光 教授

1957年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京銀行入行。1998年愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション研究所・助教授。2004年4月より現職。
著書に「アジアの国、日本」など多数。また、NHKクローズアップ現代などTV・ラジオ出演、論文・雑誌寄稿、講演をマルチにこなす、現代の辻説法師。
信条は、最小の効果を挙げる為に最大の努力を惜しまぬ人間たれ。
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私も銀行員を辞め、大学教員となってから12年目となりました。
曲がりなりにも、人に対して何かを教えるという立場となって、私が常に貫いている姿勢というものは、
「何があっても一人で生きていけるような若人を育成していくこと。」
であり、また、そうした人間となる前提として、
「基本的には何をしてもよいが、少なくとも人を傷つけない、人に迷惑を掛けない。」
といった人類共通の最低限の倫理観を持った人間を育成していくことにあります。
そして、簡単に言えば、
「強くて優しい人間」
を育成していくことにありますが、こうした人間となることは決して簡単ではありません。
私自身がそうした人間になることがとても難しいことであることから考えても、これを人に教えていくということは更に難しく、大変なことであります。
しかし、こうした人間に私もなり、またこうした人間を育成していくために、私は敢えて、以下のような点をいつも意識して動いています。
出来るか、出来ないかは別にして、意識をしているだけでも少しは違うのではないかという意味で以下のようなポイントを考えているのですが、これに更に、是非、皆様方の視点から必要なポイントを付け加えて戴ければ幸いで御座います。
私がなることを目指す私自身、私が育成すること目指す人間像とは、
「強くて、優しい人間」
「志と気合を以って人生を生き抜く人間」
「鳥瞰図的、複眼的視点からものごとを分析し、時の流れを感じつつ、世の中を生きる人間」
「不退転の継続的努力を行うことが出来る人間」
となることを前提に、
●心身ともに健全、健康であること。
特に俗に言われるストレスに対して、心も体も適応できるようにすることが大切であり、毎日続けて、少しずつでも良いので、体力強化を図ると共に、人と接して会話のやり取りをするための想定問答を行うこと。
●優しい性格を持つこと。
先ず一旦は、素直に物事を受け止めること、その上で、自己を捨て、他者の為に行動することを前提とした思考回路形成の訓練をすること。
●忍耐強い思考力を持つこと。
一言で言えば考え抜くこと。出来る限り、論理的に考え抜いていくという訓練を常に続けること。
その上で、自らの言葉もアイデアでものごとの結論を導き出す訓練を行うこと。
●古きよきものを守りつつも、進取の精神を持ち続けること。
長い歴史のあるものには長く続く意味や理由がある、それを意識して古きよきものを守りつつ、しかし、常に変化を当然かつ健全なものと考えること。
●常にぶれない芯を持つこと。
自らのやりたいこと、志を明確にした上で、それを貫こうと不断の努力をすること。これも戦略性を以って毎日、少しずつ自分のやりたいことに向かって必要な努力を積み重ねていく必要があり、実行せねばならない。
●感性を大切にすること。
常に論理的に考えつつも、やはり人間しての感性を尊重する気持ちを忘れてはならない。
慎重に考えた上で、大胆に決断、行動する実行力を持つこと、そして可能であれば、そうした実行力を基にして他者を力強くリードしていくこと。
といったことを私は意識しています。
厳しい世の中が続きます。
もちろん弱者をいたわる心は必要ですが、皆が弱者となってしまうと日本という国は低迷してしまいます。
なんとしても、
「強くて優しい人間」
が集まる逞しく優しい国・日本を構築していきたいと私は考えています。
皆様方は如何、お考えになられますか?
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