人事担当者からのメッセージ

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2010年8月 6日

不要に思えるもの

ご無沙汰をしておりました、榎本です。


突然ですが皆さんビールは好きですか?
最近の傾向では、居酒屋などで「とりあえずビール!」というのが
少なくなっているそうです。


しかぁ~し!私はビールが大好きです!!
キンキンに冷えたビールを、これまたキンキンに冷えたジョッキに注ぎ
「ぐ~~」っと、のどに流し込みカラカラに乾いた口、ノド、食道を流れていく
あの一時、「このために生きているのではないか?!」といっても
過言ではないと思います・・・・


すいません一人で盛り上がってしまいました。
今日はビールの泡についてです。


二十歳を過ぎたころ、ふと考えたのですが居酒屋さんの生中を
想像してみてください。
結構ジョッキに対しての泡の比率って高くないですか??
この泡が小麦色の液体であったらもっとたくさんビールを
味わえるような気がしませんでしょうか??
(泡はしばらくするとなくなり小麦色の液体になります)


例えば  1ジョッキ=内容400ml=高さ20cm
その内  泡=5cm 小麦色の液体=高さ15cm=内容300ml


泡ってないほうが沢山、ビールを味わえるのでは?


・・・・とそんなことを考えつつ榎本青年はビール王国「ドイツ」へ
旅立ちました。。。


ここだけの話ですが南ドイツは蛇口をひねるとビールがでてきます・・・
(うそです)


そんなある日ビール工場を見学に行きました。
そこで立派な髭を蓄えたビールマイスターを名乗る初老の男性が登場いたしました。


彼はビールをジョッキに注ぐ実演?をしてくれたのですが
1杯注ぐのに約5分近く(少々大げさですが)かかるのです。
1杯のビールを注ぐのに全部で3回に分けてビールを注いでいるのです。
(当時の榎本青年の心の中は「なんでもいいから早くビール飲ませてよ」と思っていました)


1回目はジョッキの9割は泡です。
2回目は5割は泡です。
3回目でようやく2割ぐらいの泡になり1杯のジョッキが完成いたします。


10割小麦色の液体、希望の榎本青年にはよく意味がわからない行為でした。
しかもドイツのビールはぬるいのです。


しかし本当にびっくりするぐらい美味しくなるのです。
(しかも美味しさが続くのです)
居酒屋さんで友人と呑んでいるのを思い出してみてください
生中の最後の一口って小麦色の液体がぬるくなり、ホップが抜けてしまい
不味くなってませんか??


しかしマイスターの注いだビールはそんなことはなく、きめ細かい泡がビールの
旨味とホップを閉じ込めて味がまろやかになり最後の一口まで
ビールの美味しさが続くのです。


泡なんていらないと思っていたのですが
実は泡のおかげでビールの味かこんなにも変わり
美味しさが続くなんて思いもよりませんでした。


一見無意味に思えるものでも実はとても大きな役割をもっていて
思いもよらないほど大きな成果をあげているのです。


ここで手間について考えてみました。
1、小麦色の液体100%=すこし手間がかかる
(ビールって泡を立てずに注ぐのは結構、難しいのです)
2、通常ビール=全く手間をかけない(普通に注ぐ)
3、きめ細かい泡のビール=すごい手間をかける


この1,2,3を美味しい順に並べてみてください
一番美味しいのは「3番」次は「2番」最後は「1番」
手間がかかる順番は「3番」「1番」「2番」の順番です。


????これって変じゃないですか????
手間をかければ必ずしも美味しくはならないのです。
逆に手間をかけたばかりに不味くなってしまっています。


無意味と思えるもの(泡)に少し手をかけるとまったく美味しくなくなります。
しかしすごい手間をかけるとびっくりするほどおいしくなるのです。


これはどんなことにもいえると思います。
学業、スポーツ、仕事、一見無意味に思えることが絡み合い成果が
生まれるのです。


昔、少年野球をしていたときにベースランといって
ダイヤモンドをよく走らされました。
そんな時考えていたのはどんな長打を打っても最長で
ダイヤモンドを一周しかしないのに、なんでこんなにグルグルと走らされるのだろう?と
(ビールの泡みたいに無意味だと思っていました)


しかし、しっかりとした足腰がないとバッティングも守備も上手くはできないのです。


どんなことでも適当やちょっと考えた、では「だめ」なのです。
「だめ」というよりそれこそ「無駄」になってしまうのです。
(私もよく上司に怒られますが・・・・)


どうでしょう?皆さんもこの夏、一見無意味に思えることに
こだわり、真剣に考えてみては?
きっとこれまでと違う答えが出てくると思います。


夜、自宅でビールを飲むのですが、
手間をかけてきめ細かい泡をつくっても
子どもや奥さんに邪魔をされ結果として
ぬるくなり、泡のまったくないビールを飲んでいる榎本でした。