2023.12.20

活動・取り組み宮城県(仙台・南三陸)

みやぎイクボス同盟加盟団体定例会にてミニ講座をおこないました

2023年10月4日(水)第2回みやぎイクボス同盟加盟団体定例会が開催され、15企業・団体の代表、担当者が参加されました。加盟企業のポニークラブ様とキューアンドエーがミニ講座を行いました。

イクボスとは何か、聞いたことはあるけど、具体的には知らないという方もいらっしゃると思いますので、紹介させていただきます。

イクボスとは

「部下や同僚等の育児や介護・ワークライフバランス等に配慮・理解のある上司」のことです。ただ応援するのではなく、上司自身も組織で結果を出しながら、仕事やプライベートを楽しみます。

イクボス宣言とは

企業や自治体で働く従業員が仕事と子育てを両立できる環境を提供する取り組みで、厚生労働省が推進しています。イクボス宣言を行うことで、企業や自治体は従業員のワークライフバランスを重視し、その改善に取り組むことを公に表明します。

「日本総イクボス宣言プロジェクト!!」(ひろがれイクボスの輪)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

みやぎイクボス同盟

2017年2月1日、NPO法人ファザーリング・ジャパン東北みやぎ支部は「みやぎイクボス同盟」を設立されました。みやぎイクボス同盟は『日本で一番、働きたくなる街みやぎ』を目指し、実現へ向けて、様々な取り組みを行なっております。

ミニ講演会にてお話いたしました

働きやすさをしなやかに推進する『信頼貯金』~イクボスからのアドバイスで心理的安全な職場に~というタイトルで当社、人財開発グループの鈴木聡子さんがお話させていただきました。

人財開発グループ 鈴木聡子さんより

自身の経験を次のキーワードを元にお話ししました。
・働き方休み方改革(特に配慮を必要とする労働者)
・男性育休 ・ダイバーシティ ・信頼貯金 ・心理的安全性

育休を取得する当事者に、必要なメンバーへの配慮を表す行動や言葉がけのアドバイスや、育休を受入れる側のメンバーたちと、育休以外でも配慮が必要なライフイベントについて話し合う当事者意識の醸成など、マネージャーとしてチーム全体にどのように寄添い、その後チームはどうなったのか、失敗も成功も織り交ぜお話しいたしました。 

ご参加いただいた方からは、「自分が育休した時に上司が話してくれた意味が、今日やっとわかりました。」や、「男性育休への理解促進に真似してみます。」など、共感のお言葉をいただき、私も励みになりました。また、全国平均13.97%に対し当社は72.0%、取得日数も数か月単位での取得実績の高さには、感嘆の声もいただきました。私がお伝えする側にも関わらず、参加された皆さまのご反応から、当社の働きやすさを私が実感させられた時間でもありました。これからも働きやすい職場づくりに、人そのものや、人の集まりである組織の成長に尽力してまいります。 

「イクボス10カ条」とは

イクボスプロジェクトを立ち上げたファザーリング・ジャパンによって作成されたイクボスであるための10の条件です。この「10カ条」の過半を満たしていることが「イクボス」の証とされています。

イクボスとは? | イクボスドットコム《公式》 (ikuboss.com)

  1. 理解
  2. ダイバーシティ
  3. 知識
  4. 組織浸透
  5. 配慮
  6. 業務
  7. 時間捻出
  8. 提言
  9. 有言実行
  10. 隗より始めよ

上記サイトをぜひご覧いただき、皆さまの職場について振り返ってみてはいかがでしょうか。

最後に

まだ知らない人が多いイクボス。こちらは厚生労働省も熱心に取り組んでいるプロジェクトです。上司だけが知り、納得し、取り組むことだはなく、一人ひとりの従業員がイクボスの概念を知り、会社としての取り組みなどを知ることは重要です。できるところから共に取組み、従業員へ浸透できるのかを考えていきたいですね。

☆本記事は、広報部 阿部が担当いたしました。

 

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