第四回「キューアンドエー未来へつなぐ杜」保育活動に参加してきました|キューアンドエー株式会社

2025.01.23

活動・取り組み宮城県(仙台・南三陸)

第四回「キューアンドエー未来へつなぐ杜」保育活動に参加してきました

先日、宮城県南三陸町のクロマツの海岸防災林保育地「キューアンドエー未来へつなぐ杜」での保育活動に参加してきました。

第四回目となる今回の保育活動ミッションは、海岸防災林であるクロマツのノコギリを使った間伐(※)とつる切り、そして枝打ち(下枝の切り落とし)です。参加した当社従業員とその家族の総勢23名が、森林保育ボランティアのインストラクターさんより事前説明のあと、3グループに分かれ、作業を開始しました。

大人たちは、小型の手動ノコギリを持って、予め印の付けられたクロマツを伐採していきます。そのあと伐採したクロマツや枯れた蔓(つる)を運び出します。

※間伐は「本数調整伐」ともいい、森林の成長に応じて樹木の一部を伐採し林内の密度を調整する作業です。これにより、光が地表に届き、下層植生の発達が促進され、木の幹や根を太く成長させることができます。

また他のグループでは、クロマツ一本一本、幹下の不要な枝を切り落とす作業を行い、参加した家族の子供たちは、枝切りは危ないのでインストラクターさんの指導により、クロマツの枝を場外に運ぶ作業に専任し、大人たちと一緒にこの活動の必要性を学びました。

すっきりしたクロマツ林

一昨年より開始したこの保育活動により、クロマツは確実に成長しています。これまでは、子供の背丈しかなかったクロマツが、3年目に入った今では大人の背丈をはるかに超える大きさまでに成長し、植物の成長の速さと逞しさをこの地に訪れる度に実感します。

ただし、海岸防災林となるにはまだまだ時間がかかります。これからも、この活動を継続して、地域に必要とされる海岸防災林を従業員一丸となって育ていきたいと思います。

■2025年秋開催の「第48回全国育樹祭」の認定活動

そして「キューアンドエー未来へつなぐ杜」のクロマツ保育は、2025年の今年、宮城県で開催される第48回全国育樹祭みやぎ2025(*1)の記念行事に認定されている活動です。今年は、キューアンドエーとしてもこの活動を通じて海岸防災林の保育や全国育樹祭の活動をより盛り上げてまいります。

*1 第48回全国育樹祭 みやぎ2025 
全国育樹祭は、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に1977年(昭和52年)から毎年秋季に行われている、皇族殿下のお手入れなどが行われる全国行事です。 

「キューアンドエー未来へつなぐ杜」とは・・・

宮城県が進める2011年の大震災で失われた海岸防災林の再生プロジェクト「みやぎグリーンコーストプロジェクト」。キューアンドエーはこのプロジェクトに賛同し、2023年1月より、当社のサテライトセンターがある南三陸町で約0.3haのクロマツの海岸防災林の管理を始め、この地を「キューアンドエー 未来へつなぐ杜」と名付けています。
※第四回目となる今回の保育活動は2024年11月末に実施した活動です。

 

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